マニュアル派から見たパドルシフトについて(MT派から見たAT/ DCTのMTモードについて)

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先日、MTスポーツの代表格である3代目メガーヌRS 273ファイナル・エディションからATスポーツの代表格?(ATのスポーツカーは最近凄いのが多いので笑)であるAMG C63に乗り換えました。2014年から6年連続でF1のコントラクターズチャンピオン(=6年連続でF1を制しているメーカー)になっているAMGの車とはいえ、さすがにMTからの乗り換えではドライバーズ・プレジャーを失うのではないかと乗り換え前に思っておりましたので、乗り換えてみて実際に感じたパドルシフト(ATのMTモード)の良いところ・悪いところ、また、総合的にどう感じているかについて同じように悩まれている方向けに記事を作成してみました。宜しければ参考にしてみて下さい!

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パドルシフトの良いところ

①任意のギアで運転する事ができる
ATの一番面白くないところは”運転させられてる感”が強いところだと思います。パドルシフト(フロアMTモード)を使えばとりあえずそれは払拭できます。

②気持ちの良い操作感
これは車種にもよりますが、パドルシフトの「カチッ、カチッ♪」という小気味良い音と感触はなかなか病みつきになりますし、普通に楽しいです。もし元々フロアMTモード付AT車で、パドルシフトがオプションなのであれば、付けた方が格段と運転が楽しくなるので自信を持ってオススメできます。

③気楽にギアチェンジができる
MTでも頑張ればギアチェンジし放題ですが、パドルシフトだと指先一つでギアチェンジができますし、シフトミス(6速→5速のつもりが3速に入ってしまったとか)が起こる事がないので、本当に気楽にギアチェンジして遊べます。私はV8の美しい音色を聴くためだけにギアチェンジをしながら走ったりすることもあります(笑)高回転でシフトアップする時の「ジュッ!!」という音や、シフトダウン時の「フォンッ!!」という音はクルマ好きなら誰もが好きな音ではないでしょうか。

④誰でも運転できる
ATなのでMTの免許を持っていない妻にも運転してもらえます。車を2台持ちできるほどの財力がない私にとってこれはかなり大きいです(汗)

パドルシフトの悪いところ

①ギアチェンジのダイレクト感の薄さ
MT派でATに乗り換えない方の全員がこれが理由でしょう。上述の通り、パドルシフトの感触はとても良いのですが、やはりダイレクト感とは程遠いです。MTであれば「スコンッ」とシフトを入れてクラッチを離せばそれと同時にギアが変わりますが、パドルシフトはそれとはまるで異なります。最新のスポーツDCTであればまた感覚はまた少し異なるかもしれませんが、例えば2段階シフトダウンしたい時に「カチカチッ」「フォンフォンッ!!」といったようなタイミングで変速する事は不可能で(この場合1段しか下がらない)、「カチッ、フォン!」+「カチッ、フォン!」というように、コンピューターがギアチェンジを完了したかどうかを確認しながら段階的にパドルシフトを操作してギアチェンジをする事が必要になります(タイミングが間違っていればシフトチェンジが反応しない)。MTでももちろん回転数合わせが必要なので、上述のタイミングでシフトダウンを行なう事はあり得ないですが、無理やりシフトダウンをしようと思えば、高速で腕と脚を動かせば可能です(シフトショックはやばそうですが笑)。つまり、MTは全て自分のタイミングでシフトチェンジをする事が可能ですが、ATはコンピューターの許可が下りないとシフトチェンジが成功しないといった感じです。エアコンのリモコンで温度を2℃下げたくて2回連続でボタンを押したのに、1℃分しか反応していないと少しイラっとしますよね。そんな感覚です。

②走行中にN(ニュートラル)が使えない
そもそもMTでもエンジンブレーキが効かないという観点から推奨はされない行為ですが、ブレーキだけですぐ停まれる速度で目の前の信号が赤になった時など、Nに入れて燃費を稼いだり速度調整したりしていました。しかし、ATだと走行中にNに入れる事は基本的に禁じ手なので、それが使えないのも意外とストレスに感じます。

総評

やはりダイレクト感の無さというところでパドルシフトATはMTに大きく劣りますが、個人的には”MTとは別の楽しいもの”として親しめています。「どっちの方が楽しい?」と思うよりも「こっちはこっちで楽しい!」といった感じで、気楽にフォンフォンとシフトチェンジができる事にMTにはない楽しさを感じています。

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ただ、本音を言うと妻もMTに乗れるのであればMTを選びたいという気持ちはあります。しかし、何よりも問題なのは最近のMT車の選択肢の少なさです。4人以上乗れるMTのスポーツカーなんて、正規ディーラーの輸入車の場合、メガーヌRSかクーパーかM2かM4、あとは2+2のエヴォーラか595、そして、911が今後どうなるかってぐらいでしょうか(最新モデルはまだATのみの販売)。しかもメガーヌRS以外全て2ドアです。2シーターでもケイマン、ボクスター、GT3、エリーゼ、124、セブンぐらいしかパっと思いつきません。。国産車では86、スウィフト、シビック、S660、ロドスタあたりが人気ですが、これらも今後どうなっていくのかは未知数です。ちなみにオープン4シーターや8気筒以上のクルマのMTは正規ディーラーでは手に入れる事ができず、私のように大排気量V8に乗りたいという方は諦めてATにするか、並行輸入でアメリカンマッスル(マスタング、カマロ、チャレンジャー)に手を出すしか方法がないです。。

個人的には、MTに乗れる環境で、MTの設定がある車が”最も乗りたい車”であるならばMTに乗っておくことをオススメします。ただ、最初から”MT絞り”にしてしまうと、自分にとって最高の車に出会うチャンスを逃す可能性があるという事を覚えておくと良いと思います。例えば、最初からMTに絞って車選びをしたとしたら、多気筒エンジンの車は選択肢にもあがらず、ある日街中でV8やV10の響きを聴いた時に急に欲しくなっちゃう日が来るかもしれません。私は多気筒エンジンの魅力を感じるのにパドルシフトが役不足だとは思いませんし、MT派だからといって毛嫌いするのは勿体ないと思っています。なので、私はパドルシフトは”MTとは別の楽しいもの”としてアリだと考えます!

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S.C.B.